妊活は、からだだけでなく心にも大きな影響を与える時間です。自分だけが不安や焦りを抱えているように感じてしまうこともあるかもしれません。でも、パートナーと気持ちを分かち合うことで、心がふっと軽くなる瞬間があります。今回は、妊活中に大切な「気持ちの共有のしかた」についてお伝えします。
1. 「話す」よりも「聴き合う」を意識してみる
妊活中は、検査や治療の結果、周りの妊娠報告など、感情が揺れ動く場面が多くなります。そんなとき、「相手にわかってほしい」と思うあまり、つい一方的に話してしまうこともあるかもしれません。
でも、気持ちを共有する一番の近道は、「話す」ことより「聴く」ことを意識することです。
たとえば、「今日はどんな気分?」とお互いに聞き合う時間をつくるだけでも、気持ちがほぐれます。相手が何を考えているのかを知ろうとする姿勢が、安心感を生み出すのです。
私も以前、治療の結果が思うようにいかず、落ち込んでいた時期がありました。夫にただ愚痴をこぼすのではなく、「どう感じてる?」と聞いたことで、お互いの温度差が少しずつ埋まっていきました。小さな会話の積み重ねが、信頼を深めてくれるのかもしれません。
2. 「妊活の話をしない日」をつくる
妊活が長く続くと、生活の中心が「妊活」になってしまうことがあります。カレンダーを見てはタイミングを計算したり、検査の予定を気にしたり…。無意識のうちに、ふたりの会話がすべて妊活の話題に偏ってしまうことも。
そんなときこそ、「妊活をお休みする日」を意識的につくってみるのがおすすめです。
週末は好きな映画を観たり、美味しいスイーツを食べに出かけたり、ふたりの「好き」を共有する時間を増やしてみましょう。
妊活の話を一旦手放すことで、心がリセットされて、改めて前向きな気持ちを取り戻せることもあります。何より、「妊活をしているふたり」ではなく、「ふたりの人生を歩むパートナー同士」という原点に戻ることができるのです。
3. 言葉にできない気持ちは「小さなメッセージ」で伝える
口に出すのがむずかしいときは、メッセージカードやLINEでもかまいません。
「いつもありがとう」「今日は一緒にいてくれてうれしかった」など、たった一言でも気持ちは伝わります。
私が落ち込んでいたとき、夫が書いてくれた「焦らなくていいよ」という小さなメモを見つけて、涙が出たことがあります。たったそれだけで、「私たちは同じ方向を向いている」と感じられたのです。
言葉にするのが苦手でも、「小さな優しさ」を形にして伝えるだけで、心が通い合う瞬間はきっとあります。
まとめ:ふたりで歩むからこそ、強くなれる
妊活は、ときに孤独に感じることもあります。でも、それを「ふたりで乗り越えていくもの」と考えると、見える景色が少し変わるかもしれません。
完璧に分かり合うことはむずかしくても、「寄り添おうとする気持ち」があれば、きっと十分です。焦らず、比べず、少しずつ。ふたりで過ごす日々が、未来への大切な時間になりますように。
コメント